富士山は、合計3期にわたる、大きな噴火活動を通して、今の美しい形状になりました。
● 1期目の噴火は、約数十万年前〜数万年前の小御岳(コミタケ)火山です。
この火山活動により、小御岳(コミタケ)という、標高2400Mほどの山(図の左側の青い山)が、まずできました。
また、この頃あったほかの噴火で、愛鷹山(図の右側のオレンジの山)もできました。
このころの人間は、まだ、クロマニョン人や、北京原人の時代でした。
● 2期目の噴火は、約数万年〜2万年前の古富士火山です。
この古富士火山は、2700Mほどの山になりました(図の緑の山)。
このころの地球は、ちょうど氷河期に見舞われた時期でもありました。
古富士火山で発生した、泥流や、火砕流は、不透水層(水を通しにくい地層)で、現在、富士山麓で採れる湧き水となっています。
● 3期目の噴火は、約1万年余り前といわれる、新富士火山です。
日本は、縄文時代のまっさかりでした。
この噴火で、富士山はさらに高くなり(図の紫の部分)、標高3776M、今の形状になったといわれています。
この富士山の色や形は、世界的にもまれな美しさです。
そのため、現在、NPO法人を中心に、『富士山を世界遺産に』しようという運動がさかんに行われています。
富士山は、太平洋プレート、北アメリカ大陸プレート、フィリピン海プレートの上に立つ、活火山です。
現代科学では、東海地震とも大きく関連があるといわれています。
富士山の最後の噴火は、江戸時代の1707年、宝永噴火でした。
噴火は大規模で、火山灰は関東地方の遠くまで飛び、広い範囲に降り積もりました。
そのころにもやはり、関東では大地震が起こりました。
被害がとても大きく、町の復旧にも、相当長い年月がかかったようです。。
富士山には、昔から、神がいると信じられており、崇高な山として拝められてきました。
富士山が噴火すると、みな大変驚き、恐れ、それは、神がお怒りになられたせいだと、思われてきたのです。
富士山頂に神社が建てられているのは、そういった理由からのようです。
やはり、噴火はいつの時代も脅威だったのですね。。。
それでもなお、人を魅了しつづけてやまない富士山。。。
富士山にまつわるお話もたくさんあります。
実は、平安時代に書かれた、竹取物語(かぐや姫)にも、最後は、姫が献上した「不死の薬」を「富士の山」の頂上で燃やすという、エピソードがありましたね。
魅惑の美しい山、富士山には、昔から、さまざまな人の思い入れがあるんですネ☆
富士山の偉大な長い歴史から比べると、人の一生ってなんて短くて、ちっぽけなんでしょう!
富士山って、日本史のすべてを見てきました。
いろんな時代の、いろんな人の、いろんな歴史が織り込まれている富士山。。。
富士山は、まさに、ロマンスの山といえますね〜☆
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